身体を読み解く三つの視点—-Three Foundations
人間の身体は、なぜ崩れてしまうのでしょうか。
そして、どうすれば本来の安定した身体を取り戻せるのでしょうか。
太極整体では、その答えを三つの視点から読み解いていきます。
1 中心軸
人間の身体には、生まれながらに一本の「中心軸」が備わっています。東洋医学では、その中心を貫く重要な流れを衝脈(しょうみゃく)と呼びます。
私たちの身体は、重力によって地球へ引かれています。しかし同時に、天へ向かって自然に伸びる力も持っています。
太極整体では、この二つの力が無理なく調和した状態を大切にします。
まずは身体の中心軸を思い出し、天と地につながる感覚を取り戻すこと。
そこから太極整体は始まります。
2 循環
中心軸が整うと、その働きは身体全体へと広がっていきます。
まず身体の前面と背面を結ぶ中心の流れが整い、次に腰まわり、そして手足へと全身へ広がっていきます。
東洋医学では、この流れの道筋を経絡(けいらく)、その途中にある重要なポイントを経穴(けいけつ・ツボ)と呼びます。
身体の中を滞りなく巡ることで、動きは自然な円運動となり、身体全体が無理なく一つにつながっていきます。
太極整体では、この生命の働きを「気」と呼んでいます。
3 内勢
身体全体に巡った「気」は、身体の内側から自然な勢いを生み出します。これを気勢(きせい)と呼びます。
太極拳では、この身体の内側に生まれる勢いを内勢(ないせい)と呼びます。
この内勢は、相反するものを調和させながら、身体を本来の働きへ導いていきます。
呼吸の吸う・吐く。自律神経の働き。心臓の鼓動。細胞の活動。筋肉の緊張と弛緩。などなど
私たちの身体では、あらゆる生命活動が絶えずバランスを取りながら働いています。
身体が本来の状態を思い出し始めると、その働きは互いに助け合いながら高まり、内勢はさらに自然に育っていきます。


